自意識過剰とは裏返せば自己中心性である

特別な存在でなければならないとか、完璧でなければならないという意識があると、常に自分を他者との比較でチェックすることになる。こうして他のすべての人が自分を見て評価している、といった自分を中心に置いた自意識過剰状態になる。次のように書いた学生がいる。

「資料を読んで最も印象的だったのは“自意識過剰は尊大な自己中心性”という言葉でした。今まで私は他者の視線を気にしてしまい自分に対し生きづらい、かわいそうだ、などと感じていて、自分を中心に世界をとらえている自己中心的な人間だと感じたことはありませんでした。この資料を読んで、“そうか、そういう考え方があるのか”“そんな風に周囲の人は思っているのか”と、気づかされ、少し恥ずかしい気持ちになっています。」

進学・就職でアイデンティティが脅かされる

子どもの頃から優秀であったがために「特別に優れた自分にならなければ」という呪縛にとらわれてしまう人もいる。