“リーマン前”なら香川の移籍金は倍以上

団 野村氏

「米国テキサス州入りがリミットの3日前。最後の2日間はカン詰め状態。ピザやサンドイッチを食べながら交渉を続けました」――そう振り返るのは、米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(以下ダル)の移籍交渉の代理人を務めた団野村氏。野村氏は12年1月、同じ代理人のアーン・テレム氏とともにダルの移籍交渉を引き受け、6年契約で総額6000万ドル(約46億円)という破格の条件を勝ち取った。

「2人か3人で臨んだほうが、交渉は有利に運べる。警察みたいに一方が強気に攻め、もう一方が優しく応対する。いろいろ議論する中で相手がポロッとこぼした言葉を拾って、相談してチャンスを見出したり。今回はその連携がいい感じでできた」(野村氏)

プロスポーツ選手の入団・契約更改・移籍といった交渉事を、本人に代わって請け負うのが交渉代理人(エージェント)だ。野球の場合は米大リーグ選手会(MLBPA)が、サッカーの場合は国際サッカー連盟(FIFA)傘下の各国サッカー協会が試験や面接、書類審査などを経て認可する。