電力各社が値上げを実施・予定している。
消費者には嬉しくないニュースだが、今回の値上げは厳しい経営の続く電力会社を救うのか。結論から言えば、ほとんど影響しない。このことを理解するために、電力の値上げには2つの種類があることを押さえておきたい。
1つは、燃料費調整制度による値上げである。原油、LNG、石炭の貿易統計価格にもとづき、電気料金を自動的に調整する制度で、今回の値上げもこれに該当する。原油、LNG、石炭とも、ドル建てで輸入しているため、当然、為替レートの影響を受ける。円安が進むと、輸入価格が上昇し、結果、電気料金に反映されることになる。燃料価格の上昇は電力各社にとってコストアップ要因となるが、価格上昇の4カ月後には電力料金に反映されるため、利益ベースでは影響は出ない。
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(構成=プレジデント編集部)

