スマホでできる「ChatGPT英会話」
ここでご自身のスマホを用意してください。ここでは生徒さんがChatGPTと会話した内容をもとに、「ChatGPT英会話」の仕方を紹介しています。皆さんも早速試していきましょう。
①ChatGPTで音声会話を始める準備をする
現在、音声会話に対応しているのはChatGPTのスマホ版アプリ、およびMacPCアプリのみになります。アプリを入手し、アカウントを作成したら、ChatGPTを立ち上げます。
音声会話に切り替えるには、図表3の右下にある音声マークをタッチします。すると、画面中央に大きな黒丸が現れます。そこでHi.と話しかけると黒丸から青い空の画像に変わり、ChatGPTが話し始めます。
②実際に会話を始める!
日本語で話しかければ日本語で、英語で話しかければ英語で答えてくれます。生徒さんが「私と英会話をしましょう」と伝えると、「どんなシチュエーションで英会話の練習をしたいですか」と返答が来たので、「趣味について話したい」と伝えます。その後ChatGPTの声が英語に切り替わり、英会話の練習がスタートしました。
音声が速すぎるなら、「ゆっくり話して」と伝えたら、速度を落としてくれます。
③履歴を振り返り、復習。質問も可能
その後、生徒さんには、趣味の「散歩」をテーマに、ChatGPTと1分ほど会話をしてもらいました。
「質問し放題で、気を使わなくていい」
最後に「今までの会話で、私の英語で間違えていたところを箇条書きにして、解説を日本語でください」と伝えると、フィードバックがもらえます(図表4参照)。
以上が「ChatGPT英会話」の流れです。皆さんも試せたでしょうか。今回協力してくださった生徒さんに感想を聞いたところ、こんなコメントが返ってきました。
・会話のテキストがすべて残るので、自分が失敗したところから学べる
・質問し放題で、気を使わなくていい
・一方で、急に英語で話すとなると、言葉が出なくてAI相手でも焦る。1分間が限界
生徒さんの言う通りで、「ChatGPT英会話」は画期的であるものの、自由英会話となると、初期中級者にとってはハードルが高くなりがちです(オンライン英会話や普通の日本語の会話でも、フリートークって難しいですよね)。
その場合は、与えられた日本文の意味を瞬時に英語で組み立てて、口に出して言う「ChatGPT瞬間英作文」か、シーンに合わせて役になりきって英語で演じる「ChatGPTロールプレイ」から始めてみましょう。
(初公開日:2025年2月21日)