冷凍庫をパンパンにする2つのモノ

片付かない家で冷凍室の隙間を埋めているものは、主にこの2つです。

(1)保冷剤

スーパーやデパートで食品を買うたびにもらう大小の保冷剤は、とりあえず冷凍室へ。いざというときのために、と30~40個あった家も。

(2)大パックの肉や魚

お徳用の大パックの肉や魚を買ってきて、そのまま冷凍室に入っているパターン。何カ月も保管して、冷凍やけを起こしています。

冷蔵庫パンパン問題を解消する! 3つのステップ

では、こうした冷蔵庫パンパン問題を解消するには、何から手をつけていけばよいのでしょうか。順番に説明します。

ステップ1:中身を総点検する

冷蔵庫の中に何があるか、すべてチェックして、古くなった食材と賞味期限切れの調味料は、最初にすべて処分しましょう。捨てるのが苦手な人も、食材には賞味期限が記載されていて、捨てる捨てないの基準が明確なので取捨がスムーズに進みます。

何度か腐らせたり、捨てることになったりしたことがあったものは「見つけたら好きで買うけれど、自分はこれを結局使わないんだ。自分の暮らしには必要のないものなんだ」ということを受け入れてみてください。それを買わなくなるだけで、未来の無駄な支出を減らせますよ。

特にダイエット食品や美容食品を買って残っているのは、理想の自分と本当の自分で食べたいものが違うということ。今日から本当に食べるものは何か、片づけながら考えてみましょう。

ペットボトルは、家でつくった麦茶やコーヒーをマイボトルに入れて出かければ、わざわざ買わなくてもすみますし、始めてみると案外面倒ではなく習慣になりますよ。

冷凍室に入れておく保冷剤は、子供がスポーツをしている家なら10個ぐらいはあってもいいかもしれません。そうでなければ、お弁当用や贈り物用に、3個ぐらい入れておけば十分ではないでしょうか。

使う「かも」の「かも」ストックは、手離してください。

「無駄にしない癖」をつけるステップ

ステップ2:今ある食材を使い切る

ステップ1の整理が終わったら追加の買い出しはせず、いったん中身がほぼ空になるまで、冷蔵庫にある食材だけでなるべくしのぎましょう。整理におすすめなメニューが、カレーや焼きそば、味噌汁、スープなど。使いかけの肉や野菜を美味しく使い切れます。

ステップ3:買い物に行く

ほぼ空になったら、ライフスタイルや家族の人数に合わせて3日~1週間で食べきれる量を買いに行きましょう。買い過ぎにはくれぐれも注意。それで冷蔵庫がパンパンになると、元の木阿弥です。