日本語の文章を英語的な表現に置き換えるクセをつける

スリム化するにあたって使いまわす型。私は著書『[完全版]すごい英語独学』で100パターンの英会話の型を紹介していますが、これらの厳選された型を使って、自分の言いたいこと、意見や気持ちを表現します。

型にあてはめるということは、日本語の言い回しを変えることでもあります。英語らしい日本語に変えることでスムーズに英語に変換することができるからです。もちろん最終的に目指すのは、頭の中で日本語から変換することなく、英語でダイレクトに考える英語脳です。

[完全版]すごい英語独学』(かんき出版)より

「英会話の型」を覚える3ステップ

〈STEP1 Sakura Englishで音声を聞いてみる〉

まずは、私のYouTubeチャンネル「Sakura English」で音声を聞きます。リズム・アクセント・リンキングなど英語特有の発音に耳を傾けましょう。動画の指示にしたがい、リピートしてみましょう。英語音声は3回流れるので、真似して発音をしてみます。

その際、ぜひテキストを見ずに、聞いたままを発音することにも挑戦してください。文字は英語を理解する助けとなりますが、文字を見ることで、本来の発音から遠くなってしまうこともあるからです。ですから、耳コピで発音するということもぜひ取り入れてみてください。

〈STEP2 自分が最も使いそうな10パターンを選ぶ〉

100パターンの型は、誰もが一度は耳にしたことがあるような、使いやすいものばかりです。でもまずは、自分が最も使いそうな10パターンに印をつけてください。解説を読み、内容を理解したうえで、そのまま例文をノートに書き出します。できれば何度か書いてみましょう。

必要な10パターンの型をしっかりと理解したら、次は自分だけのフレーズを作ってみましょう。自分の言いたいことに合わせて、必要な単語に置きかえます。そのときも、ノートに書くことで記憶の定着をうながします。

ここで大切なのは、書き留めたフレーズをアウトプットすることです。ひとりごとトレーニングなら、場面に合わせて自分だけの英語フレーズを効果的にアウトプットすることができます。いつもの行動、いつもの場所など、自分に必要なフレーズを作ってみてください。

[完全版]すごい英語独学』(かんき出版)より