新NISAで安定リターンを狙うなら高配当株よりREIT

新NISAが開始したことで、高い配当金がもらえる高配当株に注目が集まっていますが、新NISAで日本のREITに投資すれば、高配当株よりも値動きを抑えながら、年4%を超える分配金を安定的にもらえることが期待できます。

高配当株の中でも年4回配当金がもらえる米国株は人気がありますが、為替リスクがあるのが難点です。その点、日本のREITに投資すれば、為替リスクに晒されることもありません。

では、REITにはどんな種類があるかを見ていきましょう。

2024年2月21日時点で、東京証券取引所(東証)に上場しているREIT(J-REIT)は57銘柄あります。これらのREITは、大きく「単一用途特化型」と「複数用途型」に分けることができます。

単一用途特化型は、特定用途の不動産に投資するREITです。オフィスビル特化型、商業施設特化型、住居特化型、物流施設特化型、ホテル特化型という具合に、1つの用途の不動産に投資します。

対する複数用途型は、2つ以上の用途の不動産に投資するREITです。「オフィスと商業施設」「物流施設と商業施設」という具合に、2つの用途の不動産に投資するREITを複合型、「オフィスと住居と商業施設」などと、3つ以上の用途の不動産に投資する(または、用途を限定せずさまざまな不動産に投資する)REITを総合型といいます。

複数用途型は単一用途特化型よりも幅広い物件に投資できるので、分散投資の効果がより得やすいのが特徴です。

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長期で安定利益を狙うなら物流施設系・倉庫系が狙い目

特に狙い目となるのは物流系や倉庫系のREITです。規模感が大きく、契約企業の入れ替わりが少ないことから安定的とされています。

住宅系、ホテル系、商業施設系のREITは客足の好不調の波があり、思うような成果を上げられないリスクが物流系と比べて高いといえます。実際、コロナ禍において大きなダメージを受けましたが、物流系・倉庫系は巣ごもり需要に呼応して需要が増えるなど、明暗が分かれました。

新NISAで長期にわたって安定的に分配金をもらう戦略を取るならば、物流施設系・倉庫系のREITをおすすめします。