SNSで攻撃されても平常心でいられる自分になる

心理学を学び、メンタルについての発信を増やしていき、SNS上でのつながりが増えるにつれ、「綺麗ごとばかり言っている」「ふざけたことばかりしている」などといった攻撃的な言葉を浴びせられることがありました。

やはり、その言葉を目にしたときは、ショックを受けます。

でも、自分のやっていることは好きだし、自信もあったので、やがて気にならなくなりました。

写真=iStock.com/P. Kijsanayothin
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このように、感情や解釈すらも自分で決めることができるのです。

ふだんの考え方や価値観で出来事の意味は決まります。

自分のことを評価したぶんだけ周りも同じようにあなたを評価するし、「私なんて役に立たない人間なんだ」と卑下したり、自分で自分を傷つけたりしたら、周りもあなたに対してそのように扱います。

自分を大切にしてほしかったら、まずは自分を大切にすることが重要。

周りの人や付き合う人を変えるのもいいのですが、それができないような環境なら、一番簡単なのは自分を大切にしてあげることです。

大切なことに気付かせてくれる「アドラーの言葉」

そうはいっても、私も最初からそうできたわけではありません。

そこで響いたアドラーの言葉に、次のようなものがあります。

「重要なことは人が何を持って生まれたかではなく、
与えられたものをどう使いこなすかである」

ないものねだりをする必要はありません。

何か特別な才能がないと自信が持てないわけでもありません。

自分の中に今あることでいいのです。

「私なんて……」が口癖の人は、「とにかく誰かの役に立たないといけない」と躍起になっていたり、できないことに意識が向いていたりします。

ですので、自分のことを好きになり、自信を持つために、小さな「できたこと」に注目してみましょう。

「自分の思った通りに仕事が進んだ」
「5分でも勉強時間が取れた」
「朝、早起きできた」
「自炊した」

こんな小さなことでもいいので、「できた」と呟いてみましょう。もしくは寝る前に「今日のできたこと」をノートに書いてみるのでもいいでしょう。

できたことに注目すると、徐々に自分に自信が持てて自分を好きになっていきます。

こうして自己の基盤が整ってくると、他人に何か言われようと気にならなくなり、傷つけられることもなくなります。

自分を傷つけられるのは自分だけ。解釈は自分で選択できるということです。