秋篠宮家をめぐって皇嗣職と記者会が応酬

一方、海を隔てた日本で暮らす秋篠宮夫妻には、難問が降りかかっているようだ。

宮内庁記者会と皇嗣職との間が深刻な状態になっていると週刊新潮10月12日号)が報じている。

「悠仁さまの新型コロナウイルス感染が発表されたのは9月14日。前日、学校から帰宅後に高熱を出されたとのことでした。15日の皇嗣職レクでもご症状について質問が出たのですが、例のごとく大夫は『全体的に落ち着いておられる』と最低限のことしか言わない。

われわれは高熱がどうなったのかを知りたかったのですが、『具体的なご症状や、お熱が何度かは存じ上げない』と切り上げようとするのです。平熱に戻られたのか高熱のままなのか、との問いにすら『分からない』と繰り返す有様でした」(宮内庁担当記者)

しかし、皇位継承順位2位での悠仁さんの症状は、紛れもなく公共の関心事であるはずだ。

「その点をわれわれが質すと、何と大夫は『お熱などを含め個人情報だと思う』と、回答を拒んだのです」(同)

このように記者会と大夫との間で、“高熱か平熱か”との一点で、数分にわたって激しい応酬が繰り広げられたというのだ。

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なぜ一家と宮内庁の連携がとれていないのか

「あちらは『回復に向けて療養中と侍医から聞いている』と言うばかり。“熱が下がったのかどうかを確認してほしい”と頼んでも言を左右にするので、われわれもあきれてしまい“皇嗣職のトップなのに熱や症状について耳に入っていないのか”と、核心を突く直言も飛んだのですが、まったくらちが明きませんでした」(同)

「大夫もレク前の打ち合わせで“お熱についてはどう言いましょうか”などと切り出せない状況になっている」(同)。秋篠宮夫妻と皇嗣職、さらには庁全体との連携がまったく取れていないのだという。なぜなのか。

「秋篠宮さまはもともと、『私的な情報は明かさなくてもよい』とのお考えをお持ちです。また、毎週金曜日に行われる皇嗣職レクの前にはご夫妻と加地大夫とで打ち合わせを行っており、その場で『このように伝えてください』などと細かく指示なさるのは、もっぱら紀子さまなのです」(同)

大夫の会見の内容は逐一秋篠宮夫妻にも文書で届けられるため、大夫がどのように話したかは一目瞭然だという。