中学生になっても「家族4人で川の字」

図表1は、Aさんがお住まいの築40年36m2賃貸2DK間取りのようすです。DK(ダイニングキッチン)以外に6畳の洋室と和室があります。そして、ご相談にいらしたときは図表2のような住まい方をされていらっしゃいました。また、DK・洋室・和室は図表2の紫の矢印が示すように扉でつながっています。

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和室を「家族の寝室」にしており、布団を敷いて、家族4人、川の字になって就寝されています。洋室は「リビングと子どもの学習スペース」、夫婦・子どもの衣類は和室とリビングに配置しており、またDKで食事をされていました。

リビングに物が散らかり放題

幼児期から家族全員で就寝していたため、長男が中学生になっても家族と一緒のままでした(図表4参照)。また、勉強も兄妹で同じ机を使用している状態ですので、長男のパーソナルスペースはどこにもありません。そのほか学用品を収納する家具もないため、リビングに物が散らかり放題になっていました(図表3参照)。

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この36m2という限られた空間で、子どものパーソナルスペースを作るためには、お持ちのソファなどを手放し、必要最低限な家具で暮らすことも検討しなくてはなりません。そのため、全体的な家具の見直しや、またレイアウトなどを変更して住まいを整え、子どものパーソナルペースを、いくつかのパターンに分けて作っていきたいと思います。