歩きスマホは迷惑だし危険だが…

歩きスマホは本当に迷惑だし危険だし、絶対にやっちゃダメなこと。

画面を見たければ、道の邪魔にならないところで立ち止まるべきです。

「歩きスマホをやめてください」と見知らぬ相手に突然言うのは勇気がいる。相手に気づかせるために、おじさんはチョップをしたのではないか。そう仮定して話を進めたいと思います。

歩きスマホをしている人は、誰かに注意されても仕方ないとは思います。しかしその注意の方法として「チョップ」は不適切ではないでしょうか。

スマホがもし壊れてしまったりしたら一体どうするんだろう。めちゃくちゃ面倒くさいことになりそう。それにチョップした時点でおじさん側の「0%だった非」が跳ね上がってしまう。

それに最も気になるのは、歩きスマホをしているのがもしムキムキマッチョマンであっても、おじさんはチョップしてスマホを落とすのだろうか、ということ。相手が若くて自分より身長の低い人だからなんじゃないのか……という疑念は拭えません。

“自転車スマホ”に抱いたイライラ

街でマナー違反している人に出くわしたとき、それをやめてほしいとき、一体どうやって伝えるのがいいのでしょうか。そもそも伝えてもいいものなのでしょうか。

私も一時期、歩きスマホをしている人に出くわすと、腹が立つことがありました。

道を歩く時はみんなで協力し合ってお互いの安全を確保しているのに、なぜそれを勝手に免除してスマホをいじってるんですか、というイライラです。

“自転車乗りながらスマホ”には、さらに腹が立っていました。いますぐ死ぬつもりですか? というほど危ない。子どもを乗せた状態で走りながら片手で電話をしているパパママも見たことがあります。「危ないからやめてほしい」と声をかけたくなるけど、一度も言ったことはありません。

でも、ある時期から怒りが湧かなくなりました。自転車スマホをしている人があまりにも多くていちいちイラッとするのがバカらしい、と思った時からです。進路を妨害しているとか、明らかに事故につながるという現場に遭遇したときは注意しよう、それ以外は一切気にするのをやめる、と基準を設けました。

それからは、自転車スマホの人に遭遇しても、気を取られすぎないようになりました。