過剰な節制が免疫細胞を減らす

私は、ある年齢まで生き延びたら、食べたいものを食べればいいし、お酒も飲みたければ飲んでいいと考えています。日本には健康になろうとして、自分の本当にやりたいことや、食べたいものを我慢している人が多すぎるように思います。

和田秀樹『頭がいい人、悪い人の健康法』(PHP研究所)

でも、そんな過剰な節制生活がストレスになって、免疫機能を抑えている可能性があります。たしかに、遺伝性のがんもありますが、後天的な要素としては、免疫活性がストレスで落ちてしまうことも原因の一つです。

ある面で多少は体に悪影響があったとしても、ストレスのない毎日によって、がんのリスクが減ることも理解しておく必要があります。差し引きをトータルで判断する思考こそ、「頭がいい人」の健康法の第一歩だといえるでしょう。

ついでにいうと、このような規制によって、飲食店の店主がうつ病になったり、廃業したりすることで、食文化の破壊につながっていくというマイナス面については、ほとんど考えられることはありません。

関連記事
「排尿の泡立ちがすごい」は早死のサイン…「沈黙の臓器」腎臓がこっそり出している"危険な兆候"
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"
処女を競売にかけられ、妊娠すると風俗街に捨てられる…26歳女性が英紙に語った「インドの巫女」の惨状
「クレーム殺到」を覚悟していたが…「全席タバコOKカフェ」を展開したら想定外の大好評となったワケ
なぜ皇室に1男2女をもたらした「良妻賢母」が嫌われるのか…紀子さまを攻撃する人たちの"本音"