2分以内で終わる仕事はいちいち書かない
その日増えたタスクは、いったん付箋にメモしておきます。すぐできることはすぐやってしまえばいいですね。『全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』(デビッド・アレン/二見書房)に書いてある2分ルールも参考になります。
2分ルールとは、飛び込んできた、あるいは思いついたタスクをすぐやるか迷ったとき、「そのタスクが2分以内に終わるなら、今すぐ片付けろ」というシンプルなルールです。
受信したメールや電話に返信するか、資料を印刷してしまうか、そういう細々としたタスクってたくさんありますよね。それをいちいち付箋に書いて「先延ばし」するのではなく、すぐやってしまうというものです。
何でもかんでもすぐやっていたら、いつまでも重要なタスクに手がつきませんから、判断の根拠として2分で終わるかどうかというのはわかりやすくて良いですよね。
これでようやく、大量の仕事を捌きながらもタスクに追いまくられることがない、ゆとりのある生き方ができるようになりました。このタスク管理法は起業してからも、大いに役立っています。
付箋管理のデメリット4つ
『残業ゼロのノート術』(石川和男/きずな出版)には、「やることノート」1冊に15分単位のタスクをバッファやルーチンを含めて最大35コマで書き出し、終わった順に赤ペンで印を付けるという方法を提唱しています。
付箋だと、
・目につきすぎる
・気にならなくなるリスク
・過去の振り返りができない
・(ノートのほうが)タスクの期限がわかりやすい
という4つの理由を挙げて、タスクはノートで管理するべきだとしています。この4つは、本当にそうですね。
『「すぐやる人」のノート術』(塚本亮著/明日香出版社)では、「タスコン(タスクコントロール)ノート」が紹介されています。
A4ノートをヨコに使い、そこにタスクを記入した付箋を貼り付けて使うのです。付箋の良いところは、「いつも優先順位を考えながらタスクの優先順位を変えられること」だと著者はいいます。緊急度や重要度で付箋の色を分けて使うとのことです。