暗号資産(仮想通貨)やNFT投資にも応用が利く?
ちなみにロレックス以外にも、パテックフィリップやオーデマ・ピゲといったブランドも、定価を大幅に上回る高騰を見せております。
これらはロレックスを上回る超名門ブランドで、普通に数千万円レベルの商品も珍しくありません。
このレベルになれば、コスパ(品質と価格のバランス)の要素は極めて低く、ほとんどが「需要と供給」の兼ね合いで価格が決まります。すなわち、ブランド価値(そして、その先行き)を判断しての投資となるわけですね。
ただ、ブランドは目に見えない(実体のない)ものなので、その見極めは非常に難しく、ましてやその先行きの予想など困難極まりません。そしてその判断には、データといった数字よりも、感覚・経験的な要素がものをいうわけです。
株式投資でも、企業のブランド価値を考慮することもありますが、基本的には、腕時計投資ほど、その比重は大きくはないでしょう。腕時計投資には、株式や債券といった伝統的な投資とは、また違った要素があるのです。
もっとも、ほとんどの人にとっては、腕時計投資は趣味の領域でしょう。
でも、そこで培った感覚は、今はやりの暗号資産(仮想通貨)やNFTといった(実体のない)ものへの投資に役立つかもしれません。もし腕時計に少しでも興味があるのなら、これからの時代、投資の幅を広げるためにも、投資家の視点も少し意識しておいて損はないかもしれませんね。