考えることの本質は「思考を整理すること」

ところでみなさん、「わからないという前に自分で考えろ」と言われた経験はありませんか? 「わからないから聞いているのに……」と思いますよね。ですが、「わからない」とだけ言われても、聞かれたほうだって困ってしまうもの。教える側もどこがわからないのか伝えてくれないと、何をどう教えていいかわかりません。だから、僕は絶対に「どこがわかってないのかまとめてきなさい」と付け加えて「考えてきなさい」と伝えるようにしています。

写真=iStock.com/IvelinRadkov
※写真はイメージです

受験における「効率よく考える方法」とは、目の前の情報や手がかりを「わかっていること」と「わからないこと」に振りわけ、「わからないこと」について調べるということです。そこで、調べたり、人に聞いたりしてもわからないことが出てきたときに、初めて「頭のなかで考える」という作業に入ります。

「考える」というと万能なイメージを持ってしまうかもしれませんが、そうではありません。「考える」という言葉が、具体的に何をするのか示されていないからこそ、「考える」となったときには、自ら「自分が今から何をするのか」を意識して実行していかなくてはいけないのです。

僕は、「考える」最中に手が体感で3分以上止まってしまったと感じたら、何でもいいのでわかっていることを書き出すようにしていました。考えることの本質は思考の整理なので、単純にわかっていることを書き出していくだけでも、驚くほどに思考が進むことがよくあるのです。みなさんも、「考える」の沼にハマってしまったときには、一度手を動かしたり、音読したりして、考えていることを頭の中から引っ張り出してあげると、効率がよくなりますよ。

関連記事
受験勉強は塾ナシ、1日1時間で十分…「学校では中の下」だった私が東大&MITダブル合格できた勉強法
「YouTubeは一切見せない」3人ワンオペ育児の脳科学者が子育てで死守する4つのこと
「英検1級の小6がバタバタ落ちる」帰国生中学入試の最難関"渋ズ"合格者のほぼ100%を輩出する英語塾の正体
「数学が苦手でも理系に進めます」現役リケジョが"数学オンチ→文系"はもったいないと口をそろえる理由
「今日、お昼何食べた?」と子供に聞いてはいけない…わが子を賢くする親の聞き方の"絶対法則"