遺言書は最強ツールになる一方で、作ろうと言い出しにくいのが問題だ。どうすれば、親を傷つけず、前向きになってもらえるのか、心理学や行動科学からアプローチしよう。「プレジデント」(2022年1月14日号)の特集「親も子も、日本一わかりやすい 実家の相続」より、記事の一部をお届けします――。
自分自身の意識を改革することが重要
「そろそろ遺言書を書いてもらわないと」。いきなり子どもからそんなことを言われれば、親が面食らうのも無理はありません。言いにくいことは急に切り出すのではなく、話の前に“枕詞”を付けるのがよいでしょう。「お母さん、気を悪くしたら申し訳ないんだけど」や「こんなこと言われたら気分を悪くする人もいるけど」と冒頭に入れると、相手は気持ちの準備をしやすくなる。
次に「遺言」という言葉は死を連想させるので、ニュアンスを柔らかくするため「終活」や「エンディングノート」に言い換えたほうがいいでしょう。「お父さん、終活はどうしているの?」と聞いてから遺言書へ誘導するほうが、話をスムーズに進めやすいのです。
一番よくないのが、「死ぬのを待っているかのような雰囲気」をつくってしまうこと。後ろめたさを払拭するには、「リフレーミング」という心理学のテクニックを活用するのがおすすめです。
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