お金持ちは結果に結びつく資格を選ぶ

いずれの回答も「資格を取得する前に、ある程度は判断できたのではないか」、ということです。自分が取得しようとしている資格は、どの程度の需要があり、どんな募集があるか、実務経験がなくても就職できるか、競争率はどのくらいか、などについては、求人の内容などをチェックすれば、把握できます。

資格を取得するには、時間もお金もかかります。それだけのコストをかける価値があるのかは、事前にしっかりと見極める必要があります。なかには「資格を取得すればステージが上がる」と考えて、資格取得自体を目的にしてしまう人もいますが、資産1億円を貯めるような人には、あまり見当たりません。

写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです

お金持ちは、すでにお金があるので資格が必要ない面もありますが、もし資格を取得するのであれば結果に結びつくものを選びます。「何を」選択するかはとても重要なので、事前にリサーチをして、取得する意味があるかどうかをしっかり見極めるのです。

お金持ちは資格試験に高い確率で合格する

しかも、お金持ちは資格試験に高い確率で合格します。お金持ちは頭がいいから、ということではありません。時間の使い方に違いがありそうなのです。

普通の人は勉強に十分な時間を割くことができません。「忙しい」「時間がない」と言い訳ばかりします。ところが、お金持ちはとても忙しい人が多いのに、しっかりと勉強する時間を確保しています。

誰にとっても1日24時間しかありません。その中で、仕事や生活のために時間を使い、残った時間で資格の勉強をします。これは普通の人の時間の使い方です。ところが、お金持ちは優先的に勉強する時間を確保し、残った時間の中で仕事や生活をいかに効率的にこなすか考えます。

収入から優先的に貯蓄をする「先取り貯蓄」は貯蓄の王道であり、多くのお金持ちが実践してきた方法として広く知られています。「大切なことは先に確保する」という方法論はお金の貯め方だけでなく、時間の使い方でも有効のようです。