「感情ヒューリスティック」の危うさに流されないための心得
コロナ禍が長引き、閉塞感が漂うなか、感情的な雰囲気で自分の判断・行動が流されないことが重要だ。そのための心得を次に挙げる。
1.世の中には「感情ヒューリスティックの罠」があふれていることを認識する。
2.あえて「論理的思考」を重視する。数値などファクトを押さえてから判断する。
3.重要案件はあえてすぐに決断しない。案件を寝かせて決断までの時間をとる。
4.SNSをやる時間を減らす、あるいはSNSをやめる。
5.運動や瞑想などクールダウンの機会を意図的に増やす。
人間は感情に支配されやすい。だから商品・サービスの売り手は感情に訴えて売ろうとする。政治家は感情に訴えて好感を持たれようとする。それに付け込まれないようにしよう。
感情ヒューリスティックとは、言い方を変えれば、感情的要素で思考パターンが固定化されることだ。先行きが見えにくい混沌とした時代こそ、固定観念にとらわれない思考の柔軟性とバランス感覚が必要だ。