売り上げ1.5兆、世界の食品メーカートップ10を目指す

国内市場依存型の代表格とされる日本の食品産業。その中にあって早くから海外進出を果たした味の素が、日本発の本格的グローバル経営に向けて舵を切った。

同社の海外拠点は約70法人、120カ国に広がり、海外売上比率は約30%、利益比率は59%を占める。押しも押されもせぬグローバル企業だが、2016年度には売上比率50%超、利益比率最高75%にまで引き上げ、売上高1兆5000億円以上を達成。世界の食品メーカートップ10入りを目指している。

実現するために事業戦略と並んで重要なのが、国境を越えて世界の拠点をマネージする経営システムの構築だ。日本企業の海外進出の歴史は古いが、最初は現地の販売代理店や製造会社に販売・製造を委託する方式に始まり、続いて自社の販売・生産拠点を築くという流れをたどってきた。