反対に、「デキる人」は段取りもよく、準備もぬかりなく進めているため遅れることがない。つまり、常に「間に合った」仕事をしているのである。「間に合う人」は運に恵まれ、間に合わない人は「間抜け」となる

桜井章一『運に選ばれる生き方』(プレジデント社)

私は、日頃から麻雀に限らずなにごとも「準備・実行・後始末」が大事だといっている。「デキる人」は、この「準備・実行・後始末」が常にちゃんとできている。

準備をきちんと整えたうえで実行をし、その後の始末もしっかり行う。後始末もぬかりなくすれば、それが次の準備へとつながっていく。「準備・実行・後始末」は、円のように循環しているのだ。

「ダメな人」は、準備がおろそかで、そのため実行に問題が生じ、おまけに後始末もしないので次につながっていかないというパターンにおちいっていることが多い。

すぐ済ませば心が研ぎ澄まされる

「デキる人」は、ちょっとした雑事もその場でさっと「済ませる」感覚を持っている。仕事をしていると雑事がところどころで入ってくるものだ。でも、それを後回しにするのではなく、その場、その場で動き、済ませていく。

「デキる人」は常に準備ができている状態にあるので、ちょっとした用事であればすぐに対応して済ますことができる。

済ますことができれば、心に余計なものがない「澄んだ状態」になる。心が澄むと、五感が研ぎ澄まされ、運の流れに気づけるようになる。心を澄ますということは、運に選ばれるために欠かせない条件のひとつなのだ。

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