砂糖は納豆菌の活動を活発にさせる
実は、納豆に砂糖を加えて混ぜると、納豆キナーゼが増えることがわかっています。理由は、砂糖が納豆菌のエサになるから。
砂糖を加えることで納豆菌の活動が活発になり、結果的に納豆キナーゼが増えるのです。
実際の食べ方としては、新潟では、納豆1パックに砂糖を小さじ2~3杯入れるようですが、量は好みで加減してください。続いてしょうゆを少し入れ、箸でよく混ぜます。
砂糖を加えて混ぜると、納豆のネバネバがいっそう増え、独特の匂いも抑えられます。食べてみると、思ったほど甘みが強いわけではありません。
この食べ方が北海道や東北地方など、寒い地域を中心に広まっているのには、理由があります。納豆菌はあまり温度が低いと活動が鈍くなるため、発酵が進みづらい上に、混ぜてもネバネバが出づらくなります。砂糖を加えるとしっかり粘りが出るので、自然と寒い地域でこの食べ方が広まっていったのでしょう。