コロナ対策と同時に、焼肉や鍋といった食べ物のニオイ、タバコのニオイなどのニオイ対策もできるとはうれしい限りですね。よいクリーニング店を選ぶのも、重要なポイントと言えそうです。
ニオイ対策②汗腺を鍛える
他にも、解剖学的には、汗腺を鍛えることが有効とのこと。サウナや運動が効果的ですが、日常の入浴でも鍛えられるそうです。その際は、全身浴よりも休眠している手や足を温める「温熱刺激」を行いましょう。普段あまり機能していない無数の「休眠汗腺」を目覚めさせ、発汗する汗腺の数を増やすことができます。
やり方は、たとえば熱めのお湯で体を最初に温め、全身から汗が出てきたら、ぬるめのお湯にゆったりつかるとよいでしょう(持病がある方は主治医とご相談ください)。
私は入浴剤を入れるのもよいと思いますし、発汗作用がある食事をした後に入浴するのもおすすめです。ぬるま湯にゆったりつかることは、高まった交感神経を、副交感神経優位に導きリラックスもできますし、毛穴に蓄積された古い皮脂を取り除くのにも効果的です。
加えて、脇や足のニオイを抑えたい方は、お湯に浸したミョウバンの塊で洗うことをお勧めします。
ニオイはお風呂以外にも、食事で改善するケースもあります。汗は汗腺の細胞が血液から材料を摂取して作られるのですが、肉類やニンニク、アルコール、砂糖が大量に入った食べ物は体臭をきつくします。逆にお酢や大豆製品、緑黄色野菜や海藻類などは体臭にあまり影響しません。偏食はニオイの原因というわけですね。
ニオイ対策③「自分は大丈夫」という慢心を捨てる
一番の対策は、「自分は大丈夫」と慢心しないことです。自分のニオイは、自分ではなかなか気がつかないものです。そして、周囲から指摘されることもなかなかありません。冬場でも汗をかく、そういう自覚を第一に持つべきでしょう。
とはいえ、ニオイや食事でナーバスになるのはつらいところ。なるべくならビジネスシーンにおける「周囲への配慮を欠かさない項目」の中に、服装や話し方と同列にニオイを加えて、秋から冬のファッションや食事を楽しみたいものですね。