スイッチはソフト好調も不思議な事態に
任天堂のゲームソフト「どうぶつの森」シリーズの最新作「あつまれ どうぶつの森」は3月20日に発売後、わずか3日間で188万本という脅威の売り上げを記録しています。これは「ニンテンドースイッチ向けソフト」では歴代1位の初週販売本数です。
本作はただのゲームではなく、現実世界と同じく「時の流れ」が存在します。プレーする時間帯によって遊べる内容が異なり、季節のイベントが用意されているのです。
現実世界はコロナ禍で思うように外出できない鬱憤を晴らす形で、ゲーム内で思い切り外出を楽しんでいるのでしょうか。
なお、ニンテンドースイッチ本体は製造を担うサプライチェーンへのダメージ、およびキャッシュレス事業者の過剰なキャッシュバックキャンペーンの影響を受けて品薄になっているようです。ソフトは売り上げ好調な中、本体が品薄というコロナ禍の影響がここにもありました。
一連のコロナ禍は、人間の不安心理からくる購買行動をまざまざと映し出すことになりました。世界には様々な国がありますが、共通する買い占め、その国特有の買い占めがあり、文化人類学的に見て興味深い結果といえるのではないでしょうか。
※英文記事の翻訳については筆者の意訳が含まれます。