必要な要素は「4つ」だけ

詳しい計画を立てるにしても、ざっくりした計画でも、たいてい次のような要素がお金の計画には含まれている。

支出
今のライフスタイルを維持するのに、どれくらいのお金がかかるだろうか? この先、必要なお金は増えるだろうか? それとも減るだろうか? 多くの人は毎月の予算を決め、自分が何にいくら使ったのか把握している。
収入
まだ実家で暮らしている学生であっても、何らかの収入はあるはずだ。それは親からもらうお小遣いかもしれないし、アルバイトで稼いだお金かもしれない。それに加えて、何らかの所有物(自転車など)も、売ればお金になるので収入の一部と考えることもできる。仕事をするのも、キャリアを築くのも、その主な目的は「収入を得ること」だ。
貯金
収入の一部を貯金に回すのは大切なことだ。貯金をしなければならない理由はたくさんあり、そして貯金をする方法もたくさんある。どれくらい貯金があるか、貯金の習慣ができているかどうかということは、お金の計画を立てるうえで大きな要素になる。
借金
クレジットカード、住宅ローン、奨学金……。それぞれ形は違うが、すべて借金だ。何のために借金をするのか、いくら借りるのか、どんな条件で借りるのかといったことも、すべてお金の計画の要素になる。

万が一に備えて保険に入る。医療保険、火災保険、地震保険、生命保険などに入っていれば、もしものときも安心だ。年配の人であれば、遺言、信託、その他の法的文書などで万が一に備えることも多い。