介護保険法改正に猛反対するケアマネの事情
利用者負担の支払い方法は、金融機関での自動引き落としのほか、毎月自宅に集金にいくケースもあるそうです。献身的に対処しているケアマネとしては、そのたびに利用者から「なんでは払わなきゃいけないの?」といった顔をされ、請求書や領収書を起こす手間もかかる。
ただでさえ忙しいのに、新たに多くの労力や心労が加わるわけで、ケアマネにとっては「絶対に避けてほしい」介護保険法改悪なのです。
ケアマネが困れば利用者に悪影響が及ぶことも十分考えられます。2021年での法改正は先送りされ、このような事態になることは当面避けられましたが、財務省のお役人を中心とした政府の福祉政策部門では、介護の現場の実情や声を無視した改変が行われようとしていることは、頭に入れておいたほうがいいのではないでしょうか。