安倍氏、萩生田氏、加計学園理事長の3ショット写真

今回ポストについた「側用人」たちは、脛に傷を持つ議員が多い。萩生田氏は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題を巡り、文科省に圧力をかけたという疑惑が持たれている。安倍氏の別荘で、安倍、萩生田の両氏と、加計学園の加計孝太郎理事長が談笑する3ショット写真をご記憶の人も多いことだろう。

西村氏は「赤坂自民亭」問題で批判を受けた。昨年7月、近畿、四国地方などで記録的な豪雨災害が起きつつある時に自民党が赤坂議員宿舎で宴会「赤坂自民党」という懇親宴会を開いた際、官房副長官だった西村氏は、ツイッターで会のもようを発信。軽率と批判されて陳謝している。

この他にも、国会内外で問題発言を指摘された「側用人」たちは少なくない。

小泉氏が入閣し、三原氏が外れた「逆転人事」の背景

そんな中、小泉氏の存在は異彩を放っている。小泉氏は昨年の総裁選で、安倍氏の対立候補だった石破茂・元幹事長に1票を投じた。安倍氏と親しいというわけでもない。

もともと小泉氏は今回入閣しないとの見方が圧倒的に強かった。プレジデントオンライン編集部では9月6日に「内閣改造『小泉進次郎×三原じゅん子◎』の裏」で、小泉氏の入閣は見送りになるとの見通しを書いた。これは結果として誤報になってしまった。読者にお詫び申し上げたい。

関係者の話を総合すると、もともと入閣が有力だったのは三原氏という。三原氏は副長官や補佐官の経験こそないが、安倍氏のお気に入りの「側用人」の1人。ただ、「同類」の入閣内定者が増え、しかも国民の評判はあまり良くないことが分かってきた。

そのため、マスコミの注目度の高い小泉氏に白羽の矢を立て、その結果、押し出されるように三原氏がリストから外れてしまった。事実、安倍氏が小泉氏に入閣を要請したのは組閣の2日前、9日だったという。

そうしたことを踏まえれば、小泉氏が入閣したのも、三原氏が入閣できなかったのも、安倍氏が「側用人」たちを重用した副産物だったことになる。

共同通信社が内閣改造後に行った世論調査では新内閣の支持率は55.5%で5.1ポイント上昇。新しい人事を「評価する」との回答は50.9%に上った。安倍氏が小泉氏を起用した戦略は、まずは功を奏した。そして、その割を食ったのが三原氏ということなのだろうか。

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