「使わない」ということは不可能ゆえ親がネットリテラシーを学ぶべし

個々の状況で違ってくるかとは思うが、筆者はこうした「基本事項」に加え、親こそが人生の先輩として、以下の点もわが子に伝えたほうがよいのではないかと思っている。

「ツール」でしかないものに人生を奪わせない:1回しかない人生、スマホやアプリに振り回されて、生きにくくなるのはもったいない。
友達はいてもよいが、いなくてもよい:友情を構築できるのはとても素晴らしいことだけど、あなたを必要以上に傷付けることで成り立つ友情ならいらない。
環境は自分で選ぼう:朱にまじわれば赤くなる。あなたに居心地のよい環境は、実は他にたくさんあることを忘れないで。
大事なことは、会ってこそ:大切な人には誤解されたくないから、直接、目を見て、気持ちを伝えよう。

親世代の青春時代にはなかったツールに、親たちが戸惑うのは当然だ。だが、「使わない」ということが事実上不可能である以上、親こそがネットリテラシーを学び、わが子に辛抱強くその注意点を伝えるしかないだろう。

関連記事
"教室カースト"底辺の子の親がすべきこと
なぜLINEは「やめられないアプリ」になったのか
学年とクラスをなくせば不登校は激減する
小6女子たちの"悪夢のいじめパーティー"
いじめっ子の親には"内容証明郵便"を送れ