MBO案件の融資を1カ月弱で決断

日本土建の田村憲司会長(左)と三井住友銀行の宮下広一氏(右)。<br>
「正直言うともう一行のほうが条件がよかったんですが、『わが行は担保力ばかりにはこだわらない。経営理念や見通しを非常に尊重するんだ』とおっしゃっていただいた。大和証券さんとのコンビがよかったのも、選んだ決め手です」(田村氏)
日本土建の田村憲司会長(左)と三井住友銀行の宮下広一氏(右)。「正直言うともう一行のほうが条件がよかったんですが、『わが行は担保力ばかりにはこだわらない。経営理念や見通しを非常に尊重するんだ』とおっしゃっていただいた。大和証券さんとのコンビがよかったのも、選んだ決め手です」(田村氏)

同様に、高く評価しているのが三重県のナンバーワン・ゼネコン、日本土建の田村憲司会長だ。

「とにかく、三井住友は本題にズバリと入ってきて、スピード感がある。かつ、回答が明快。そして、私たちを信頼し、課題を解決してくれました」

田村会長が語る“課題”とは、本業である建設業を担う日本土建を、MBOによって非上場化することだった。日本土建グループは全部で7社。ながらくグループを牽引してきた日本土建は建設不況の中で、近年、ご多分にもれず、「苦戦を強いられている」。それと対照的に躍進著しいのが、同社の子会社「ZTV」が展開するケーブルテレビ事業だ。