「感動のバーゲンセール」に視聴者はうんざり
みやぞんの場合はどうか。
戦略の部分は番組スタッフと専任コーチが考え、言われるがままになるだろう。ゴールが早すぎても盛り上がらないので、午後8時台にゴールできるような調整が必要だ。暑さを考えると、みやぞんの挑戦はなかなかハードといえる。
しかし、お金を払ってでも、過酷なレースに出場したいと思っている人が増えていることを、日本テレビは理解したほうがいい。出演者には通常の番組と同じく、出演料が支払われているようだ。週刊文春8月30日号は、番組制作スタッフの証言として「みやぞんの所属事務所に3カ月間の準備期間と本番の報酬として支払われるのは2000万円」と報じている。その真偽は不明だが、そうした「感動のバーゲンセール」に一部の視聴者はうんざりしている。
筆者は個人的にはみやぞんを応援している。愛されるキャラクターであるし、彼の頑張りで多くの寄付金が集まることになるのだから。そうしたみやぞんのキャラクターが、番組の演出で傷つくことにならないか。ファンのひとりとして心配している。