月8.4万の浪費削減も、まだ8万赤字で老後破綻の危機

家計相談の結果、家計簿をつける前よりも支出が多くなっている原因が分かりました。黒字家計に戻すためには、まずこれまで小遣いでやりくりしてきた部分は、互いに小遣いでやることにします。こだわり食材の購入は控え、タブレットの通信契約もなくし、それぞれのスマートフォンは格安のものに変えました。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/PonyWang)

また、老後の楽しみだった「娯楽費」は、年間200万円の赤字が続けば老後破綻になると気を引き締めることにしました。「緩和策」は廃止し、楽しみについては夫婦で優先順位をつけて選ぶことにしました。

その結果、月8.4万円の支出削減ができ、生活費の補填額は半減させられました。十分とは言えませんが、これから徐々に支出を削減し、数年後の年金生活を意識しつつ、老後資金を長持ちさせる計画です。

現役時代を頑張ってきた人は、定年を迎えると「老後を楽しもう」として気が緩み、自分の首を絞めてしまうことになりがちです。老後資金の使い方は慎重にして、メリハリを大事にしていきましょう。

老後の楽しみを長続きさせる秘訣は、年金や給与など、収入の中で納まる支出にとどめることです。そして、その「収入の枠」を知ること、支出をチェックすることが重要です。家族マネー会議のような習慣は、ぜひ定年以降も継続していってください。。

▼【家計費コストカット額ランキング】

1位 -1.9万円 通信費
格安スマホに変更し、タブレットは通信契約をやめ、Wi‐Fiで使うことにした
2位 -1.7万円 娯楽費
月5.3万円も使っていたので反省し、近場の旅行・観劇など、優先順位をつけた
3位 -1.6万円 食費
妻のランチ代は通常の小遣いから支出するようにし、こだわりの食材の購入も控えた
4位 -1.3万円 孫費
かわいい孫にかける費用は最大月1万5000円までと半減させた
5位 -1.1万円 被服費
クリーニング以外は、必要時は貯蓄の中から予算を作って購入するように変更した
6位 -0.8万円 交際費
妻の交友関係で増えてしまった。最低限に控え、小遣いでやりくりすることにした

(写真=iStock.com)
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