週末の入浴、サッカー観戦は「楽しみながら仕事」
あと、私はJリーグの川崎フロンターレのサポーター。ときどき応援に行きますが、そのときも仕事のことが思い浮かびます。サッカーは、守りの人は守りだけ、攻めの人は攻めだけやっていてはダメ。フォワードが前線から戻って守備をしたり、ディフェンダーがオーバーラップするなどしてチームは機能します。その様子を見て、ああ、これはお客さまのためならば、自分の守備範囲を超えて「横っ飛び」もためらわずに仕事に取り組むみずほの企業文化と同じだなと考えたりします。
オフの時間まで仕事のことを考えているとストレスを感じるという人もいるでしょう。そういう意味でいうと私はストレスに強いタイプで、リラックスする時間がなければ機能しないということはありません。
たとえばニューヨークに赴任したときのことです。私は英語がまったく話せなかったのに非日系企業の担当となり、最初は肩身のせまい思いをしていましたが、その後、上司が外資にヘッドハンティングされ、私が急遽その人の代わりを務めることに。どっさり降ってきた仕事を歯を食いしばって頑張っていたら、3カ月後、急に霧が晴れて視界が開けるごとくに英語が理解できるようになりました。この苦労がなければ、英語も上達しなかっただろうし、グローバルな人脈も広がらなかったはず。苦労を乗り越えれば、その先には必ず大きなチャンスがあるという思いをこのとき強くしました。
休日はストレスのもとになっている問題と対峙して乗り越えるほうが精神的にいい気がします。