なかなかアフィリエイトの収入は伸びなかったが、同年11月から「アマゾンせどり」に挑戦したところ、最初から大きな売り上げを記録したのだ。

「クリスマス商戦期だったのも幸いし、11月は49万円、12月は160万円と売り上げが拡大。以後コンスタントに売り上げるようになりました」

鉄則は「時差で稼ぐ」

沖縄時代は、夫婦でショッピングモールや家電量販店、大型玩具店の売り場をひたすら回り、商材を探した。

「家電量販店でも、ワゴンコーナーに値下げしたおもちゃが大量に出ている日があります。そんな品が意外な高値で売れることもあるんです」と夫の与幸さん。

ネットせどりを手がけて気づいた鉄則の一つに「時差で稼ぐ」がある。

「『妖怪ウォッチ』が大ブームだったときは、関連玩具が軒並みプレミア価格となっていました。でも沖縄はまだテレビ放送前で人気がなく、商品は定価で販売されていた。そこで定価3000円ぐらいでまとめ買いして、5000円の値付けにしたら飛ぶように売れていったのです」と晴美さん。

横浜に戻った現在では、地域の季節差を活かすこともある。

「たとえば扇風機は9月に入ると需要が一段落するので、横浜の家電量販店では値下げをします。でも沖縄のような南国はまだ暑いため、値下げ前の価格でも売れるのです」(同)