武道館ライブは最大のチャレンジ

ライブバンドとして実績を着実に積み重ねながら、ユニークなMVを次々と作り続けた。その結果、2015年発表の「日本の米は世界一」は、再生回数で100万回超というヒット曲になった。再生回数は増え続けており、7月12日現在、266万回を記録している。来年3月には日本武道館でのライブを予定している。結成13年、デビュー10年。いまや中堅クラスのバンドだが、武道館に立つのは初めてだ。

「13年のキャリアですが、ワンマンライブの数は少ないバンドで、やる場合は挑戦型。武道館でのライブはバンド結成以来、最大のチャレンジです」

過去のワンマンライブは2016年のお台場Zepp Tokyo、17年の新木場Studio Coast。いずれも観客動員は約2000人。それがいきなり7倍の約1万4000人だから、最大の挑戦と言うのもうなずける話だ。その挑戦を成功させるため、武道館までの1年間で4枚の連続リリース、北海道から九州まで9ブロックの音楽フェスへの参加、47都道府県でのライブ実施といった「公約」を掲げている。ひとまず7月12日には最新シングル「夏盤」を発売した。

「ちょっと背伸びしながら、楽しむことを忘れずにこれからもやっていきたい」

はにかみながらも、大澤の表情は明るい。来年、ブレイクの予感がする打首。武道館でのライブをみるのが楽しみだ。

(文中敬称略)

関連記事
あなたが紅白出場歌手を知らない本当の理由
音楽配信最大手「Spotify」の上陸で業界は変わるか
音楽違法ダウンロード。捕まったらどんな刑か
AKB48に入りたがる娘を宝塚に行かせるには
EDM“フェス”が塗り替える音楽マーケット勢力図