「誰でも知ってる曲」は、なぜ消えたか

「この人、誰?」「知らない」「こんな曲売れてたっけ?」

今年も紅白歌合戦を見ながら、こんな会話が交わされるはず。なぜ紅白の出場者はわれわれの知らない歌手ばかりになったのか。音楽アナリストの臼井孝さんに聞いてみた。

「昔の歌謡曲は中高年向けでした。若者はついていくしかなかった。でもだからこそ、どの世代にも共通のヒット曲が成立した。しかし70年代になると、若者が自分を投影できる同年代のアイドルが誕生します」