日本史上最大級のイノベーター、越後屋
ビジネスモデル論がいま注目を集めています。1990年代、起業家たちは単なる「事業概要」を「ビジネスモデル」と言い換えて投資家から出資を引き出そうとしました。2001年のネットバブル崩壊とともに、ビジネスモデルという言葉は消えてなくなると誰もが思いました。ところが近年、イノベーション実現の鍵として再評価されています。
HBSのクレイトン・クリステンセンは、「ビジネスモデルの変革こそがイノベーションの素」だと言いました。ビジネスモデルとは、誰に、どのような価値を、どう提供して、どう利益を上げるのかという4つの要素の組み合わせです。つまり、画期的な技術などなくても、それらの組み合わせを変えること自体がイノベーションになるという考え方です。
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