年中行事ともいうべき、インフルエンザのシーズン到来――。

昨シーズンは新型インフルエンザが短期間に世界を席巻。“パンデミック(世界的大流行)”という言葉も一般化してしまった。日本では2009年5月に最初の感染者が確認された後、昨シーズンは約2060万人が感染。インフルエンザ感染者の98%を占めた。

感染者は多かったものの症状が軽く、死者は10年6月末時点で200人。人口10万人に対する死亡率は0.15。アメリカが3.96、カナダが1.32、メキシコが1.05、ドイツが0.32などで、欧米と比較しても日本のそれはきわめて低いのがわかる。死亡者は半数以上が40歳以上の人で、「喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」「糖尿病」「心臓病」などの基礎疾患を持っていた。