年収:夫720万円(ボーナス年間300万円)
貯蓄額:250万円
家族構成:夫54歳(会社員)、妻52歳(専業主婦)、中3(女)
Bの「住宅ローン現役」家計はローン返済がまだ20年残る。しかも、中3の受験生の娘がおり、塾費用でここ1、2年は年間200万円以上もかけるなど、家計は火の車。毎月の貯金積み立ては1円もできていない。実は、夫婦ともこれまで保険の内容に不安があったが、A世帯とは対照的に夫は家計に非協力的で、保険選びも妻に任せっきりだった。「ご夫婦が薄々感じていたように、加入していた共済の保険では死亡時・入院時ともやや保障内容が薄いもの。特に、唯一の稼ぎ手であるご主人の死亡保障額は、現状の1200万円から60歳には300万円へ、65歳には150万円へとさらに下がっていくタイプだったので、保障額1000万円の10年定期に加入しました。月の保険料を見比べるとやや高くなりましたが、気付かないままだと、イザというときに大変なことになるところでした」(同)。
一方、医療保険も家族型のがん保険は継続したうえで、家計の浪費を省くことで、夫婦とも保障内容の充実した終身タイプに乗り換えられた。