「小遣いゼロ円妻」の貯まる家計の作りかた
ポイントは、「週分け」と「見える化」で、やり方は簡単だ。
1.妻の小遣いと夫の小遣い、1カ月の家計の予算を決める(現在家計簿をつけていない家計は、まず予想額でやってみて、翌月以降に調整する)。
2.妻は財布を2つ持ち、家計の財布と妻の小遣い財布は分けて使う。
3.1カ月の現金予算(食費・雑費・レジャー費など)と夫婦の小遣いを一度に引き出す。
4.小遣いはそれぞれが管理し、妻は現金予算を4週に分けて、1週間分ずつウォールポケットに入れる。
5.1週間のはじめに家計の財布を空にして、1週間の予算を財布にいれて使う。
6.1週間の予算が余ったときは、ご褒美として別に貯め、貯まったご褒美は1カ月の最後に1週間の予算と合わせて楽しく使う。
これだけだ。
パソコンもいらないし、記録もいらない。もともと1週間の予算が決まっていて予算の範囲でやりくりができるという家庭なら、食費が多かろうが、レジャー費が多かろうが、予算内なら何に使ってもいいから楽ちんだ。
ただし、この方法で家計管理をするためには、コツが3つある。
1.追加引き出しに行かない! ~現金を引き出すのは1カ月に1回のみ~
2.計画性を持つ! ~ご祝儀などの臨時支出は、毎月の予算に上乗せして引き出し、フリーポケットで別管理する~
3.見える化する! ~週予算からご褒美まで、現金が一目でわかるようにする~
これさえ守れば、前半で頑張った分、ご褒美が増えていくことがわかるから、頑張る意欲も保てるし、使う楽しみもある。
ポケットが6つあるウォールポケットであれば、「見える化」ができて応用できるから、ぜひ、一度挑戦してほしい。
なお、誤解してほしくないのだが、今回の記事では「妻が小遣いを使うことが悪い」とか「家計簿をつけていないのが悪い」ということを言いたいのではない。「小遣いゼロ円妻」が使っている内訳がわからないことが課題なので、「貯蓄を増やしたいなら夫婦小遣い制を実践しよう!」と締めくくりたい。