銀行員から体育教師へ

ホームランを打った副島はそう話すが、この大会に関してはチームで一番頼もしかったのは間違いない。大会を通してみても、打率、本塁打、打点の3部門はチームトップを記録していた。

その後、進学した福岡大でも、3年秋のリーグ戦で本塁打王と打点王の2冠に輝くなど活躍し、2012年春に県内の銀行に入行した。その後、2年余り勤めた銀行を退職し、体育教師に転身。いまは、高志館で指揮を執っている。副島は自らの原体験を活かした上でのチームへの理念をこのように語る。

「自分は守備、自分は打撃、または代打、代走……別にプレーしていなくてもバット引きやボールボーイなど、なんでもいい。なんらかの形でチームに貢献しているという実感を持たせたいのです。ウチは工業高校なので、卒業後は就職する子が多い。すぐ会社に貢献するためにも、今からそういう力を養っておいたほうがいいと思うんです」