10年間で起きた「インフレ」

同じく就業構造基本調査を基に、30~39歳の有業男性に絞って中央値年収未婚率を計算してみましょう。

まず、30代有業者全体の未婚率を見ると、2012年では37%でしたが、2022年は41%へと上昇しています。10年間で4%の増加ですが、それでも、過半数以上は39歳までに結婚しているじゃないかと思われるかもしれません。が、中央値年収での未婚率を計算すると2012年48%だったものが、2022年には55%へと7%も上昇しています。前述した全体の未婚率と比べれば、全体より中央値における未婚率の上昇の方が大きいわけです。

言いかえれば、2012年頃までは中央値の年収があれば、半分以上の52%は結婚できていたのに、2022年には45%しか結婚できなくなっている。つまり、結婚の年収ハードルがあがっているということです。