老人ホームに入居した母親が「ここは嫌」

飯島聡美さん(仮名/49歳)は、親の介護で一気に約200万円を失いました。出張の多い仕事柄、以前から在宅介護は無理だと思っていた飯島さんは、76歳の母親と相談し、老人ホームに見学へ。母親が楽しく時間を過ごせそうな老人ホームへの入居を決めます。

しかし、5カ月ほど経ったある日、母親が「どうしてもここは嫌」と、退去を熱望。「もともと内向的な人ではあったから心配ではあった」と言うように、お母さまはどうしてもその施設の雰囲気に馴染めなかったそうです。結局、別の老人ホームに移ることにしたものの、その際、入居一時金として支払った600万円のうちの3割、180万円を初期償却で差し引かれてしまったそうです。