誠実さと技術はちゃんと評価されている

こうした背景から、「日本車=命を守ってくれる存在」という印象が根付き、国全体への好感度がぐんぐん上がっていく。これはパラグアイでも同様で、さらにアフガニスタンやパキスタン、ボツワナ、チュニジアなどでも、オフロードで活躍するのはトヨタのピックアップやいすゞのトラック。それらが道路を走る姿は、ほぼ“日本の信頼”そのものです。

トヨタ ランドクルーザー 100
写真=iStock.com/DarthArt
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「日本製品」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは家電、という人が多いかもしれません。でも、実際には車やエンジンのほうが、海外での存在感はずっと強いのです。それも、「あれば便利」ではなく、「なければ生きていけない」レベルで。

だから、スマホやテレビで日本ブランドの姿が薄れていても、「日本のプレゼンスが落ちた」なんて考えるのは早計です。むしろ、命に直結するインフラが十分でない場で信頼されているということは、外交官よりも何百倍も、何千倍も国際的な信頼を築いているということかもしれません。