アメリカの金利は限界に達している
特に警戒すべきは、長期金利の上昇である。トランプ大統領に起因するさまざまな不確実性が米国の信認を損ね、米国債売りを誘っている。
現在の金利上昇は、米国債の保有リスクの増大に伴う「悪い金利上昇」であり、これが行き過ぎれば、民間需要が減速し、経済と企業業績の悪化を通じて株価を押し下げる。米長期金利は一時4.5%を超えたが、米国経済・株式市場はどこまでの金利上昇に耐えられるのだろうか。
経済が耐え得る金利水準の目安は、「経済成長率(名目GDP成長率)」と考えられる。経済成長率は不動産や金、美術品などの実物資産投資から得られるリターンであり、長期金利は投資にかかるコストだ。両者の差が「利ざや」であり、この幅が大きいほど投資が促される。
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