名車を生んだ日産の“マザー工場”
日を追って日産の厳しさは増している。2025年3月期の最終損益は約6700億円の赤字だった。足許、中国ではN7(新型EV)を発表したが、かつての“スカイラインGTR”のようなヒットには遠い。
現在の日産には、売れる車が見当たらない。事態の厳しさは、日産のマザー工場である追浜工場の稼働率低下から確認できる。一般的に、自動車工場が収益を確保するには8割程度の稼働率が必要だといわれている。しかし、現在の追浜工場では、それが2割程度に落ち込んだ。
もともと、追浜工場は日産の自動車製造能力を生み出す、最重要拠点だった。1961年に追浜工場は操業を開始し、高度成長期に人気を博した“ブルーバード”を生産した。試験場も運営し、日産の自動車製造技術開発、その実用化に欠かせない“マザー工場”としての地位を確立した。
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