【編集部】(笑)

【ゾマホン】(編集部に向かって)あなた、私を信じてないね。飯島先生はすごい人だよ。ちゃんと証拠もあります。ホラ。

※ゾマホンさん、ポケットからタクシーの領収書を取り出す。

【ゾマホン】これが証拠です。ちゃんとカメラでも撮っておいてほしい。

【編集部】タクシーに乗ったかどうかを信じているかどうかではなく、いや、飯島さんがすごい人だということは存じております。

【飯島】……ベナンは最貧国で困っているようですね。いつでも相談に乗るし、ベナンに行ってもいいよ。

【ゾマホン】それはとってもうれしいです。大統領も喜びます。ぜひ来てください。ベナンは人口940万人のうち800万人ぐらいが農民です。綿花を外国への輸出品として栽培しているのですが、800人に1台の割合でしかトラクターがない。

【飯島】でも、とっても質がいい綿花ではないですか。

【ゾマホン】先生、その通りです。世界で一番です。ベストのクオリティです。

【飯島】対日輸出は、わずか1億3089万円。典型的な農業依存型経済で、主要輸出は綿花。輸入は、農業車両と中古医療。農業だけではなく、次のステップへどう進むかがこの国のテーマだね。

【ゾマホン】そうです。先生。本当によくご存知ですね。ヤンマーの社長にトラクターを援助してくれないか、安倍晋三総理には水の技術援助をお願いしているのですが、本当にして頂きたいのは、トラクターの組立をベナンでできるようにして頂きたいのです。