【編集部】中国の援助はどうなっているの。
【ゾマホン】中国のアフリカ援助には、いいことと悪いことがあります。
【飯島】それはよく聞く話だね。例えば50億ドルのアフリカへの援助を中国が決めたとする。だけど、労働者を中国から連れてきたりして、建物や道路は建つかもしれないけど、結局その国を潤すようなことにはならないみたいだね。
【ゾマホン】そうです先生。しかも約束も守ったり守らなかったりする。その点日本は、クソ真面目だよ。日本は1回約束したことは必ず絶対守る。手抜き工事もしない。
【飯島】しかも中国人の労働者には囚人もずいぶんいて、しかも工事が終わるとその国に置いて帰っちゃう。
【ゾマホン】そうなんです。20億円投資しても30億円とられてしまうようなことも起きてしまう。
【飯島】現地の人を使ってあげれば、すごく助かるのに。
【ゾマホン】そうなんです。いまは綿花の栽培ぐらいしか産業がありません。だけど石油をはじめ資源はたくさん眠っているかもしれません。まったく手つかずのままですから。
【飯島】アフリカのある国の大統領に会いにいって、その国の発展のために専門学校をつくりましょうと言ったら、大統領が日本を信用してくれて、地下資源の運用する権利を日本に渡すと言ってくれたんです。きっとベナンと日本もどちらかが得するというのではなく、両国の発展のためにできることがあるはずです。
【ゾマホン】先生、本当にありがとうございます。いつベナンに来て大統領とあって頂けますか。
【飯島】ははは。そうだね。近いうちに行こう。