ハンガリーの3つの政策の柱
ハンガリーの家族政策は「働く人への減税」「家族形成支援」「教育・職業支援」の3つの柱で構成される戦略的アプローチだ。置かれた環境や条件は異なるが、いずれも「2万円バラマキ」が関の山の日本には到底できそうもない政策と言える。
第1の柱:働く人への減税
25歳未満の所得税完全無料制度では、2024年11月までに36万6000人が利用し、若者の手取り収入を大幅に増加させた。さらに画期的なのは所得税免除制度で、30歳未満の母親は完全免除、2人以上の子を持つ母親は生涯免除だ。この制度により、子供を産み育てることは経済負担ではなく、むしろ経済的メリットとなる構造を作り出している。
第2の柱:家族形成支援
住宅と金融面での大型支援も特徴的だ。CSOKプラス制度では子供3人で最大5000万フォリント(約1900万円)の返済不要の住宅補助を提供し、人口5000人未満の集落では農村CSOKとして最大1500万フォリント(約570万円)の住宅補助金を追加する。
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