問題解決のエキスパート中のエキスパートであるコンサルタントたち。彼らの頭のなかではどのように思考が巡らされ、最善かつ有効な解決方法が導き出されているのだろう──。
「世界中で有名なコンサルティング・ファームはどこか」とたずねられて、すぐに頭のなかに思い浮かぶものといったら、マッキンゼー・アンド・カンパニー(マッキンゼー)とボストンコンサルティンググループ(BCG)ではないだろうか。有名OBとして前者には大前研一氏、そして後者には堀紘一氏がおり、両社の関係者が著したコンサルティングに関する書籍を目にする機会も多い。
そして、売り上げ減、マーケットシェアの低下、組織の再編成などさまざまな問題を抱えたクライアント企業に対し、有効な解決策を提案して実績をあげてきた両社の“問題解決の思考法”については誰もが高い関心を寄せる。では、実際に問題解決方法を思考していく際に当たってのポイントとは何なのだろう。
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