韓国人気俳優ナ・イヌに早くも沼る女性たち

それでもターゲット層の数字は悪くない。TBSは昨年10月の番組改編説明会で、LTV4-59(Leveraged Timeless Value)を新指標とした。これは4歳から59歳の個人視聴率を指すが、2030年に最大ボリューム層となる「団塊ジュニア世代と20代の子ども」が同居する家庭をターゲットにしたのである。この指標でみると、そこそこ健闘している。

【図表2】TBS火曜ドラマ 各クール初回特定層の占有率推移
スイッチメディア「TVAL」から作成

特定層の視聴率を分析すると、健闘ぶりはより浮き彫りになる。LTV4-59の中でも18~29歳の子どもと同居する40~50代の数字は、過去10作の中位に入る。局の狙いは当たっている。

愛犬が先に恋に落ち、それが飼い主の男女に影響を与える展開は、従来のドラマにない。しかも二人とも恋愛との距離があるという設定。ありそうでなかった斬新な切り口は、「ドラマ好き」属性の視聴率が跳ねていることを見ても、興味深く受け入れられたかもしれない。もちろん、犬が重要な役割を担うだけに、「愛犬家」属性の視聴率が急伸したのは言うまでもなく、韓国人俳優ナ・イヌに早くも沼る女性たちもいるようだ。