消化器系のがんのリスクが低下する要因に

以上のように、いくつかの研究から、花粉症をもっている人は、がん(とくに、膵臓がん)にかかりにくく、そして、がんによる死亡リスクが低いという結果が示されました。

その理由についてはまだよく分かっていませんが、花粉に対するアレルギーがある人では、おそらく免疫のシステムや機能が他の人よりも活性化することで、がん細胞に対する免疫監視機能も高まって、そのリスクが減るのではないかと考えられます。